ディフェンド ”友のために” 26

 2006-03-12投稿
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 俺達は、2つに分かれて戦った。

 相手の能力も知らずに・・・。

 俺の相手は一向に能力を使わずにほとんど防御。
俺と、舞は早く相手を倒そうと必死になって能力を使う。
 「おい!御前、なんで能力を使ってこないんだ・・・?」
 啓吾が怒り気味で言う。
 「あぁ。そぉだったね。今、戦いを楽しんでいた所だったんだが・・・」
 「・・・?」
 「語句の能力を使うと、君達が早く死んでしまいそうでね・・・」
 「私たちを甘く見てるみたいね・・・」
 舞が、言う。
 「じゃあ、本気で行こうか・・・僕の能力は『風』を操ることが出来るんだ」
 「風・・・っ」
 「だから、君達の周りにある酸素を無くす事だって出来る」
 「!」
 「さっき、酸素を無くす能力で人を殺したんだよねぇ・・・」
 啓吾、辺りを見回す。すると、端っこに人が倒れているのが目に入った。
 「じ、儘っ!!!」
 倒れているのは龍華の友人の儘だった。儘は呼吸をかすかにしていた。
 「御前っ!コイツに何をしたっ!!」
 「何って、さっき言っただろ?『酸素を無くす能力で人を殺した』って」
 「な、なんて事を・・・っ!」
 舞が惷をにらんで言う。
 「ぜってー、許さねぇっ・・・」
 「フフッ・・・」
 「絶対御前を殺す!!!」
 「フッ・・・やれるもんなら、ね」

 俺は、こぶしをつくり、男にたち向かった・・・

 友のために、俺は戦う
 
 儘を、殺しかけたあいつを・・・殺す!!!

 













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