俺達は、2つに分かれて戦った。
相手の能力も知らずに・・・。
俺の相手は一向に能力を使わずにほとんど防御。
俺と、舞は早く相手を倒そうと必死になって能力を使う。
「おい!御前、なんで能力を使ってこないんだ・・・?」
啓吾が怒り気味で言う。
「あぁ。そぉだったね。今、戦いを楽しんでいた所だったんだが・・・」
「・・・?」
「語句の能力を使うと、君達が早く死んでしまいそうでね・・・」
「私たちを甘く見てるみたいね・・・」
舞が、言う。
「じゃあ、本気で行こうか・・・僕の能力は『風』を操ることが出来るんだ」
「風・・・っ」
「だから、君達の周りにある酸素を無くす事だって出来る」
「!」
「さっき、酸素を無くす能力で人を殺したんだよねぇ・・・」
啓吾、辺りを見回す。すると、端っこに人が倒れているのが目に入った。
「じ、儘っ!!!」
倒れているのは龍華の友人の儘だった。儘は呼吸をかすかにしていた。
「御前っ!コイツに何をしたっ!!」
「何って、さっき言っただろ?『酸素を無くす能力で人を殺した』って」
「な、なんて事を・・・っ!」
舞が惷をにらんで言う。
「ぜってー、許さねぇっ・・・」
「フフッ・・・」
「絶対御前を殺す!!!」
「フッ・・・やれるもんなら、ね」
俺は、こぶしをつくり、男にたち向かった・・・
友のために、俺は戦う
儘を、殺しかけたあいつを・・・殺す!!!