パーティーLife

徳田 Zen  2007-08-30投稿
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見たことのないしーちゃんの表情に、あたしはドキドキしていた。

「後6秒で、僕も17歳になれる。」

しーちゃんは、腕時計を見ながら呟いた。

「あたし自分の部屋から、しーちゃんへの誕生日プレゼント持ってくるね。」

と、言いながらあたしはしーちゃんから離れようとした。

もう一度しーちゃんに引っ張られて、同じ体勢になった。

「誕生日プレゼントなら、今からもらうよ。
1・2・チュッ・・・。」

強引なのに優しいくちづけに、あたしはますますドキドキした。

唇を離すとしーちゃんは
「ごめん。
嫌だったよね・・・?」
と、言った。

「不意打ちだったから、よくわからないよ。
もう一度、して・・・。」

あたしは、自分でもびっくりする発言をした。

「もう一度なんて、ムリだよ。
僕、自分からキスするの初めてだし・・・。」

耳まで赤くしたしーちゃんが愛しくて、あたしは自分からキスをした。

しーちゃん唇からドキドキしてる気持ちがどんどん伝わってきて、あたしはもっとドキドキした。

あたしが唇をはなすと、
「こんなことしたらもう、友達じゃあいられないよね。」

と、しーちゃんが悲しそうに呟いた。



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