ヤス#145

チャーリー  2007-08-31投稿
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ヤス#145
【竹内親分】
「いらっしゃい…あ、親分…いらっしゃいませ」
「こら、ヤス。ここは店だ。親分なんて呼ぶんじゃない。
「あ、すみません…竹内さん」
「うむ…今日は嫁と来たぞ」
「ありがとうございます。カウンターで宜しいですか?」
「うむ…」
「さ、どうぞ…奥様も…あっ!」
「どうした?ヤス。鳩がマメ鉄砲食らった顔して」
「あ…いえ…どうぞおかけ下さい…紀ちゃん!おしぼり!」

竹内親分は、ヤスの目の前にどっかりと腰を下ろした。その左側に妻が静かに腰を下ろす。ヤスに微笑みを投げかけた。

「ヤス。嫁の純子だ」
「えっ?…あっ…はい」「あなたが噂のヒーローね…やっちゃん?」
「あ、はい…ヤスと言います。平井康生です。ヒーローなんかじゃ無いですが…」
「うあっはっはっ…ヤス…聞いたぞ」
「えっ?何を…」
と言いかけた時、カッポウ着姿の女将が丸い腰を艶っぽく揺らしながらやってきた。後ろに紀子が続いている。「いらっしゃいませー!親分さん」
「こら、女将まで…親分はよせ。他の客が驚くだろうが…」
「クスッ…他にお客様はいらっしゃいませんよ…久しぶりね、純子さん」
「ホント…元気そうね…弘子さん」

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