「いえ、梓さんにはまだ何も…」お父さんの力が和らぎ「そうか…あの子も薄々は感じていると思うんだが、この事を言ってしまったら立ち直れないんじゃないかって…」長い沈黙が続きお父さんが口を開いた、「こんな事を君に話しても仕方がないな、すまない、悪いがもう…梓とは会わないでくれないか?」その言葉に僕は驚いた「な、何でですか!?彼女とは会わないってどうゆう事ですか!?」「すまない…本当に申し訳ないあの子にこれ以上辛い想いをさせたくないんだ…分かってくれ。」深々と頭を下げ病室に戻って行った。
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