『漣』

 2007-09-01投稿
閲覧数[231] 良い投票[0] 悪い投票[0]

この声が届いていますか?

君の居るその場所は

何も無い様で
何かに埋め尽くされている

この声が届いていますか?

この眼に映る君のヌケガラの温もりは本当の君の形?

あの空の色は見えてる?

あの少し憂鬱に漂う雲は?

この声が届いていますか?

君の仮面を演じてる

脆い君の素顔に

この声は届いていますか?

君は君らしく生きれてる?

きっとこの手はまた震えるから
多分、今はまだ君を強く抱きしめるその資格がない

だから、声を届けるだけ

君の生きたい場所に
君の逝きたい場所に

共に続く道を創る為

ただ叫びたい
何でもない様な事でも

君の今居るその場所に

君の体の中にある心に

明日も残る詞を探して
ただ届くように
ただ響くように

祈りながら声を枯らす

君の頭の中に
君の心の中に

この声が届いていますか?

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 昊 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ