「おっ。来た来た!!」
一人の男が、叫んでいる良を見ていた。
「別に、出て行ってもやられはしねーしな。」
そういうと、見ていた場所からきえた。
「おーい!!」
見つからないのは承知で、叫び続けていた良は半分あきらめかけていた。
「くそー。なんで、出てこないんだ。」
出てこないのは、当たり前。出てくるやつは、馬鹿と見えるものだ。
「よう!」
不意に後ろで声がした。
「やっと、見つけたわぁ。関里 良。」
「てめーか。おれを探していて、姉ちゃんを傷つけたやつは。」
「そうそう。ちょっと、傷つけさせてもらいまいしたわ。」
「何っ・・・!!」
良は、人の死になんの感情もないやつに引いていた。
(これが・・・人間に危害を与える敵・・・。)
そのころ、さきと勇は商店街にいた。
「さきぃぃぃぃ!!思いでぇ!!」
「男がそんなんでどうすんの!!まったく!」
『あんたの方が男勝りやろ?』
「なんかいった?」
「いえ・・・なにも。」
と、こんな感じに勇はあsきの買い物に付き合わされていた。
「あっ!次はねぇ。」
「まだいくのかっ・・・。」
その時。感じたのだ。
「敵?」
「やな。」
その場から、2人の気配は消えた。