敵は刀や槍などを
振り回して攻撃してきた
それに対して白冬達は
武器を持たず体術で戦う
基本的に忍は
殺人以外には
武器を使わない
忍はｽﾋﾟｰﾄﾞが命だからだ
｢お前らここは街の大通りだからな!気絶させる程度で捕らえろ!｣
｢了解｣
ﾕｳｷと響が最前線で
大勢の盗賊を倒していく 盗賊達は二人のｽﾋﾟｰﾄﾞに
ついていけてなかった
それなりに盗賊達も
体を鍛えてあるけども
忍からみれば
ただの一般人
二人 vs 大勢でも
特に苦しい戦いではない それにもし隙を見て
大名のほうに行かれても まだ仲間がそこにはいる ｢行ったぞ!華菜!｣
｢わかってるわ｣
そう言った瞬間には
華菜はそいつをもう
蹴り飛ばしていた
盗賊達は
どんどん倒れていった
そのころ白冬は………
何もすることがなかった
白冬は
大名のすぐそばにまで
来たやつを倒すために
大名達の近くにいた
しかし前の三人で
充分に盗賊達を
倒せているので
白冬の仕事が全く無い
(しょうがない…｡前に行くかな…)
そう思って
華菜の隣に行ったが
華菜もあんまり
仕事が無いらしく
少し困っていた
｢私も前にいって加勢したほうがいいのかしら?｣
闇忍初めての華菜は
白冬にきいてきた
｢私はそのつもりでしたがもしものときに後ろに一人いるといいので…｣
｢じゃあ白冬ちゃんここお願いしていい?私が前に行くから｣
｢…わかりました｣
白冬は加勢に
行くつもりだったが
華菜にゆずった
別に他の人が
やってくれるなら
それでいい
それに白冬の体術の形は 少し変わっていて
あまり人に
見せたくなかった
十数分後―――＼r
｢よし､全部片付いたな｣
そういって見回した
響のまわりには
盗賊達が倒れていた
｢かかってきたのはこれだけっすかね｣
ﾕｳｷもﾊﾟﾝﾊﾟﾝと
ﾏﾝﾄをはらいながら言う
｢あとはこの街の警察に任せればいいんですよね｣
そういって華菜は
近くに集まって来ていた
警察を呼んで盗賊達を
連れていかせはじめた
警察はあくまで
一般人のためのもので
忍の戦いには
許可がでるまで
手を出さないのが
常識だからだ
大名達も
安心したようだった
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