話は組織riievaについての内容に到っていた――
瑞枝「【リーヴァ】というこの特殊機関は主に【軍系統(指揮)】【科学・技術】の2つに分けることができて、この2つの管轄が協力しあい、使真に敵対するとぃぅ構造(カタチ)をとっている。そして、その組織において…アタシの隣にいる彼女、望月怜子(モチヅキレイコ)は【科学・技術】の開発代表責任者の任についているわ。」
瑞枝は祐希と紫穂2人の視線を怜子の方に促した。
見ると怜子の服にはプレートが付けられている。説明にあった地位にいるということを伺えた。
瑞枝「そして…ァタシは軍系統の作戦部を任されている…の。」
怜子「いわば作戦の指揮者ね。」
怜子が補足し、説明が続く。
瑞枝「…この2つの管轄を総統するのが、【リーヴァ】最高司令官。それらの指揮の下“対使真計画”は進められている。」
怜子「まぁそぅは言っても、その上には世界の議会ともいうべきトップが勢揃いした組織が君臨してるんだけれどね。」
祐希「で…使真に対抗できる力ってのは何なんだよ」口をはさむ祐希に対し怜子が答えた。
怜子「よく気付いてくれたわね。ソレこそアタシ達科学技術組が時間と全精力をかけて開発しだしたものなのよ!」