Dear...(1)

梨歩  2007-09-03投稿
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あなたへ

いつもあたしを想ってくれていたね。あたしもあなたを想っていたょ。

落ち込んでる時、何かがうまくいかない時、あなたはあたしを励ましてくれたね。

優しいあなたが大好きです。

それでいつもあなたに言いたいコトがあるんだ。

恥ずかしがり屋で消極的なあたしだけど、これだけは言いたい…。


 「ありがとう」




中2の春。
クラス替えをして、新しい席に座り、新しい友達も出来、新しいクラスの雰囲気を感じて…。
なにもかもが新しくて新鮮だった。

あたしの名前は、深澤 梨歩(ふかざわ りほ)。性格はどちらかといえば消極的。見た目はカワイイとはいえず、身長はかなり低い。つまりチビ。成績は良い訳ではないが平均くらいはあるだろう。


「ねぇねぇ、この人知ってる?」

早速友達になった後ろの席の里美(さとみ)にクラス名簿に見知らぬ名前を指さして聞く。

「知らないなぁ…。聞いた事なぃ名前だね。もしかして転校生だったりして♪゙」
「ホントにそぅだったらウケるww」

しかしなんと里美の予想は的中していた。
転校生があたしたち2年1組に来るのだと新担任は言った。

始業式。
体育館ではやはり転校生の話で盛り上がった。
声の小さい校歌斉唱、長い校の話、知ってるのに先生紹介…。

退屈な始業式の終盤、担任が体育館から抜けて行く…。

いよいよ転校生の登場である。



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