『アタシは・・・』
『好きな人は今は、いないんですけど・・・』
『洋介先輩みたいな人が、憧れです・・・』
すると、三年の一人が、
『美紀は男をみる目があるね。』
『あっ、ありがとうございます。』
『ねっ、探しに行こうよ!
洋介君達を・・・』
『えっ!でも・・・』
『大丈夫だよ!ど〜せ、海かサンデーサン辺りに、いんだろうからさ。』
『アンタラ自転車置いて、ウチラのケツに乗ってりゃい〜のよ。』
すると、真弓が『わかりました。でも先輩、ひとつだけ教えて下さい。洋介先輩は彼女いるんですか?』
美紀は心の中で(真弓、余計な事言わないでョ〜)
『いないと思うよ・・・』
『いたら、みんなの所に連れて来るだろうし、洋介君から聞いてもないし。』
『でも、ライバル多いと思うよ〜美紀ィ〜』と早織が言う。
『確かにぃ〜』と真弓。
『まぁまぁ、まだ美紀は好きになった訳じゃないんだから・・・とりあえず、洋介君の事を、もっと知る事が大事なんじゃない? そこから、好きなるとかは、美紀次第だよ。ウチラは話しを聞いた以上は、協力するからさッ。だから、探しに行こう?』
『ハイ。ありがとうございます。』
美紀は素直に先輩達の優しさを感じていた。
『んじゃ、スタンドの隣のローソンに自転車置いていきなよ!ウチラ先に行ってっからさ〜』
『わかりました』
『良かったじゃ〜ん美紀』
『そぅ?・・・ つか、真弓と早織は誰が好きなの〜?』
『内緒だよ〜〜』と真弓
『アタシも洋介先輩かな〜』と早織
『えっ!?』
『ウッソピョ〜〜ン』
『キャハハハ』
『もう、何なの〜?』
『キャハハハ』
美紀達はまだ、終わらないこの夜にワクワクしていた。
つづく