一方、サイコとヴァイスは…
憩い屋屋上
サイコ「あ〜あ、俺って何なんだろう。」
ヴァイス「謎の男コスカの存在、禁忌始末者、ナイフの光、どれも考えれば考えるほど頭が痛いな。」
二人は溜め息をする。
サイコ「…まぁ…一つわかっている事があるんだよな…。」
サイコはポケットから瑠璃色の石を取り出す。
ヴァイス「それは一体何だ?」
ヴァイスが物不思議そうな顔で見る。
サイコ「わからない、ポケットに入ってたんだ…、サ イ コ って書いてあるんだ… 。」
ヴァイス「何故お前の名前が?」
サイコ「良く見ろ。」
サ イ コ
ノ
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ヴァイス「サノー?どんな意味だ?」
サイコ「わからないよ、しかもどんどん文字が浮き上がるんだ。」
ヴァイス「そうか…で、明らかになった事ってなんだ?」
サイコ「うん…じゃあよーく考えろよ、サイコ、インパイス、コジンカ…、先頭にいる人は正直で、純粋、一番後ろにいる人は先頭にいる人と真逆の性格…、真ん中の人は二つの性格を合わせ持つ人、さて、一番正直なのは?」
ヴァイス「……わからない。」
サイコ「早っ!もう少し考えろよ!」
サイコ「答えは……」
言おうとした時に、下から悲鳴が聞こえる!
キャー!!
畜生!てめぇ誰だ!
サイコ「クリスとセイムだ!!!!」
ヴァイス「急ぐぞ!」
―\r
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セイム「お前…!一体誰だ!」
?「くくく…、アイツが言ってた通り、お前達はサイコの仲間だな…?」
黒いタキシードに、黒いマスク、そして黒いマントと、とても真っ黒な服装の男がセイムの前に立ちはだかる。
セイム「……名を名乗れっ!!」
?「お初にお目にかかる、そしてこれが最後…!」
?「シェイドだ…!」
憩い屋の死闘
続く