「真紀とりあえず、落ち着こうよ。
・・・真紀、すごい熱!?」
「大丈夫だよ。」
と、言って真紀はふらっいていた。
あたしは後から来たしーちゃんと一緒に、真紀を部屋まで連れて行った。
ゆかりさんが後から、額に貼る冷却ジェルとスポーツドリンクを持ってきてくれた。
「わたしが真紀ちゃんの面倒見るから、あなたたちはリビングに行きなさい。」
ゆかりさんに真紀に任せて、あたしとしーちゃんはリビングに向かった。
福城が心配そうに
「佐倉は大丈夫なのか?」
と、言った。
「ゆかりさんが今、真紀のこと見ててくれてる。
それより、何があったの?
急に、呼び出したりして・・・。」
「ちょっと前まで、大変だったんだよ。
俊也さんと佐倉が兄妹ゲンカするし、巻は泣き出すは悟さんは酔って暴れる。」
「それは、大変だったね。
みんなは見当たらないけど・・・。」
「今は、寝てる。
やっと寝てくれたって、言ったほうがいいかな。」
「聖夜も、寝たほうがいいよ。
なんか、一晩でやつれた感じだよ。」
「じゃあ、少し寝てくるよ。」
そういうと、福城は二階のゲストルームへ行ってしまった。
「2人共、おかえり。」
見覚えのない20代ぐいの男性が2階から降りてきた。
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