ヤス#150
「だって、そうでしょう?母親じゃあ、あの子を抱けないわ」
「ぐっ!…純子、お前」
「あら…私を貸すと言うのは、そう言う事もあると言う事でしょう?」
「うーむ…そこまでは…うーん…うむ」
「クスッ…馬鹿ね 。あの子はそう言う子じゃないわよ。そうでしょう?弘子さん」
「もちろん。そんな子じゃないわ。…でも、純子さんの出方次第では…」
「あら…二人して私に責任を押しつけるの?」
「そうそう…責任重大」
「まあいい。ヤスに付き合え。それから、女将は…」
「はい、はい。親分さんにお付き合いしますよ」