「さぁ、これであんしんだろ?わかったか?」
「あぁ、反対にはかわりないけどな。」
その10日後。醍醐そっくりのクローンがきた。命令をよくきいていて本当にマシンのようだった。
醍醐はクローンをおれとよんでいたがクロちゃんと呼ぶようになった。
醍醐は意外としもべというより話あいてといった形でとらえたようだ。クロちゃんのほうも毎日笑っていた。しかし・・・
2年がたった。なんの知識もなかったクローンもだんだんと知識がふえてきた。醍醐は話がしやすくなり大変よろこんでいた。
そして、12月のXmasのいろに包まれはじめたころ、突然クロちゃんはいなくなった。醍醐には2日3日でかえってくるとはいったがまったくかえってこなかった。きくところによると、この現象はうちだけのことではないようだ。全国各地で相次いでおこった。
そして、醍醐がいった。
「クロチャンをさがしにいこう。」
「はぁ?どこにいるかもわかんねんだぞ?いったい・・」バコーン!!とつぜん大きな爆音がとどろいた。そこには、クロチャンのすがたがあった。
「クロチャン!よくかえってきた!よしよし・・」
バキューン!!!
銃声がなりひびいた。
「醍醐!?だいごー!!!」