HIRORO  2007-09-07投稿
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僕は中学二年生。
今このくだらない授業に飽き飽きしてるとこだ。
何がペリーだ・・何が黒船だ・・・。皆もうわかりきってる問題を数十回繰り返すこの歴史担当のハゲメガネは、いつもどんな時でも元気とメガネだけは無くさない。そして体育の教師でもないのに赤いジャージを着ている。
「はい、曽根。この問題!答えてみろ」
「はぁー、日米和親条約です。」
「うおっ!!正解だ!よく勉強してるな!!」
当たり前だろ。30分も同じ問題ばっか出してりゃわかんだろ!
「はい、曽根!!」
「はっ、はい!!」
また僕か・・・
「浦賀に来航したのは誰だ?」
「・・ペリーです」
「はい正解。」
ハゲメガネさん、飽きないすか?この授業スタイル。

・・・キーンコーンカーンコーン・・

「はいっ、今日はここまで〜」
終わった・・眠っ。
「おぅい、ソネコー!!トイレ行こうよ!!」
「えっ?あ、うん」
僕の席の後ろに座る友人、進藤は僕の事をソネコーと呼ぶ。これは僕の名前、
「曽根光輝」
を略したものだ。
「ソネコー」
「んー?」
「お前さ、俺の事なんて呼んでる?」
「へ?」
「なんて呼んでるんだよ?」
「・・・」
「いつも お前 とか おい とかしか言わないじゃん」
「・・・」
「なんだお前」
そのまま進藤は僕の前からいなくなった・・・。
その後メールしても返事が返ってこない。まさか、怒ってるのか?

次の日、進藤が交通事故にあい亡くなったと先生に告げられた。
・・・嘘だろ??

僕の友が一人、いなくなった。


第一話、完。



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