「あ!成実ちゃん!」
「あ・・・美憂、ごめん。遅くなって。」
「ダイジョウブイ!」
本当・・・美憂は明るいなぁ 「あ・・・あのさ、美憂。3年生でさ、カッコイイ人・・・さっき、ぶつかったんだけど・・・」
「あ!それってまさか、鳴海 空先輩!?」
「え・・・誰?」
「会いに行く!?」
「え・・・うん。」
3年2組・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あ!ほら!窓際に座ってる人が鳴海先輩!」
あ・・・・あの人・・・・・ぶつかった人・・・・
「鳴海せんぱーーーーい」「み、美憂ッッッ!!」
「・・・・何?」
(・・・わ・・・さらさら髪に・・・・・・綺麗な茶色の瞳・・・・・・・目がぱっちり・・・・)
「あ・・・さっきの・・・雨香さん・・・」
(・・・え・・・覚えててくれてたの?・・・)
「あ・・・さっきはすいませんでした。」
「いいよ、いいよ。」
「ちょっとちょっと、どういう関係ィィ?美憂に教えてよーー!」
「み、美憂・・・か、“関係”でもないから・・・」
「そうだよ。」
この時は、気付かなかったんだ。この人が・・・・・・・・・・その“関係”である事を・・・・・・・
続く