ここはある街角の小さな喫茶店。毎日いろいろなお客がやってくる。
「マスター、コーヒー一つ濃いめでね」カウンターで注文をするのは八百屋の森山、その隣には魚屋の水河、建築士の岩土が座り話している。この三人はこの店の常連だ
「はい。おまちどうさま〜コーヒー」と言いコーヒーを持ってきたのはこの店で働いている女の子さくらだった
「お〜さくらちゃんありがとう!今日もかわいね〜」
「も〜森山さんうまいんだから〜」
「さくらちゃんそれでさ、今日パチンコで負けて金がさ〜」
「ダメですよ森山さん達三人ただでさえツケが多いんだから!マスターからも言ってやってくださいよ!」
店の奥から出て来たのはこの店のマスター
「まあ、いいじゃないかさくら」
「ダメですよマスター!マスターがなんと言おうとダメですからね!」
「さくらちゃんにはかなわないな〜」
横では水河と岩土が苦笑いを浮かべている
「三人ともですよ!!」
「はーい」
「ははは、さくらがいれば安心だな」三人を見てマスターも笑顔を浮かべる
これが喫茶店『window』の日常である
街角の小さな喫茶店『window』にはどこにでもある、あたりまえの、幸せがあります。
これからもマスターの所にはいつもたくさんのお客がやってくるでしょう。