「アタシ達の出会いってきっと偶然なんかじゃ無くて必然だよね。」・・何の疑いも無く本気で信じてたあの頃に戻りたい。
初めて会ったのは友達の家で開かれたバーベキューだった。アタシの親友・美香の旦那の友達・マコト。年は5コ下。第一印象は(絶対仲良くなれないタイプだ)白のタンクトップから出た腕にタトゥー・耳にはボディピアス・鼻ピアス典型的な若者。
その日は話すコトも無く、もう会うコトもナイだろうと思ってた。
アタシは小さな田舎町でサロンに勤務している。都会のような華やかさはナイけれど、地域密着型な雰囲気は結構好き。毎日、同じように働いていた。
ある日、突然に美香の旦那から電話。「バーベキューの時にいたマコト。覚えてる?今度遊んでみらん?」 バーベキューから4ヵ月たっていた。正直、顔もよく覚えていなかった。しばらく彼氏と呼べる人もいなかったし、休日はヒマだった。とりあえずケー番とメアド交換した。
数日後、マコトから電話があった。2人の休みが合う日に、お互いの地元の中間にあるショッピングモールで遊ぶコトにした。
待ち合わせ場所に先に着いたのはアタシの方だった。程なくマコトが到着。今風なB系の服。メガネのせいか、バーベキューの時よりも幼くみえた。