私には双子の姉がいる、姉は親に出来損ないと毎日叩かれている、成績が悪く、愛想が悪いからだそうだ
可哀相
『お姉、なんで薬飲むの?痛いの?』
『飲みたくないのになんで飲ませるの?』
姉の回答は毎日おかしいと思っていた、何故かは後から知った麻薬中毒で幻聴が聞こえてるらしい
ある日買い物に姉に誘われた、私は嬉しくて姉の腕に抱き着いた
『ちょっと君』
可愛いアクセサリーを見てたら、いきなり店員さんが姉の腕をつかんだ
、姉は万引きしていた
『私じゃない!』
そう言い走っていった姉を私はおいかけた
『なんであんな事させるの?』
『え?』
姉は懐に隠していたナイフを取り出し私を刺した
『なんで血が・・?』
姉の驚いた声だけが聞こえて私は意識をなくした
私が目覚めたら白い壁に囲まれた部屋にいた
『病院か・・っつ』
痛みに体をみると腹部に刺された所に包帯がまかれていた
『目が覚めたのね美香』
隣には微笑む母の顔
『私は妹のほうだよ、お姉じゃないよ』
『ごめんね美香』
また話しが噛み合わない 私は美香(お姉)じゃないよ
『美香、よく聞いて美砂はあなたを刺して後悔から近場の海に身をなげたの』
『ぇ』
そうだ、私は殴られるのが嫌でずっと妹の・・・あれ?母に殴られてたのは私?私は・・・・?
私の名前は美砂