「おっはよぉー♪」
後ろから肩をポンと叩かれ、振り向いたら友香だった。
昨日、プリンスのことがあって、朝からご機嫌な友香。
「おはよー」
いつもと変わらない1日が始まった。
昼休みにはいつもの4人でわいわいしゃべりお弁当を食べ、ケータイをいじり、、
5時間目―数学Aの授業
4階に教室移動だ。
「今日もプリンスいるかなぁいるかなぁー♪」
4階に着いてさっそく、友香がプリンスをキョロキョロ探している。
友香に呆れながらも、なぜかあたしも気づけばプリンスを目で探していた。
「ひゃー♪!いたぁーーっ♪!!」
友香の言った通り、プリンスがいた。
…
……?
!!!!!!!!
それもあたしのお兄ちゃん太陽と一緒に、、!
な、なんで?!
お兄ちゃんがあたしに気づいて手を振ってきた、!
おい!学校では秘密って言ったじゃん!
「あの人って2年の大沢太陽だよね?未来の知り合い?」
ともが聞いてきた。
「え?…っ」
なんて答えようか困ってたら、いきなりお兄ちゃんが肩に腕を回してきた、、!
「うんとねー未来はね〜俺の…っ」
体が勝手に反応して、慌ててお兄ちゃんの口を塞いだ。
こんなに早く兄妹だってバレたくない!!
秘密にするって約束したじゃんバカ兄!!
お兄ちゃんは関係なしにあたしの手をどけて、、
「か・の・じ・ょ☆」
遂にバレた…
これからの3年間、また比べられて傷付かなきゃなの?
…
……?
…………?!?!?!
はああ〜〜〜???!!!
今、なんて言った?
“彼女”って誰?
あたし?あたしのこと?!
桜、友香、とも、みんなが一斉にあたしの方を向いた、、
プリンスまでもが、、!!!!!
バカ兄を見たら意味深な笑顔、!
あたしど、どうすればいいの〜〜??!!