殺し合いごっこ‐LAST CHAPTER‐33

龍角  2007-09-09投稿
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※重要なお知らせ・訂正

佳奈美の瞳の色は緑色です。
これが何故重要なのかは後々判明することでしょう…




快は神主と巫女を殺した後、神社を後にして、ゴーストタウンと化した温泉街へと入って行った。

温泉街はかつての賑わいの面影は無くなり、旅館の外壁ボロボロになり屋根は崩れ、草木が生い茂り、全てを自然に浸食されている様だった。
そして辺りにはたくさんの犬の死体が転がっていた。

しかもどの死体も頭がかち割れて白い脳味噌が露になっている。

「蓮のヤツ…派手に殺りやがって… 人間に寄生したオニと違って獣に寄生したオニは臭いんだからよぉ…」
快はそう呟きながら漂う異臭に顔をしかめながらこの温泉街では珍しく損傷の少ない旅館へと入って行った。



「ふぅー伊豆はやっぱり温泉だねぇー」

銀髪の男は温泉に入っていた。

「本当そうよねぇー
本当癒されるわぁー
お肌もツルツル。」
そして同じく温泉に浸かっている女も後に続いた。

温泉にお互い寄り添いながら浸かる美男美女。

ちなみにここは女湯である。

何故男がいるのか?

理由は簡単。

この温泉街は廃墟と化して誰もいないからという事と二人は愛し合っているからだ。


「蓮ってマッチョなんだね。
腹筋が割れてる。 触って良ぃ?」

「あぁ…良いよ…」

「ボコボコしてるぅー
マッチョだー
ムキムキだー」

「まぁ鬼人だから当然だよ。
……っておいお前どこ触ってんだよ!!」

「いいでしょ……私と貴方の仲じゃない……」

「だからってこんな所で…
止めろ止めろ…」
「い・や・だ・」
「マジで止めてくれ!!
続きはベット…」
「そーゆう問題かよ!!バカップル!!」

ゴツン!!

二人の頭に風呂桶がジャストミートした。

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