人類は、いつから猫を飼い始めたのか。遺跡によると、少なくとも9500年前にキプロスで飼われていた形跡があるらしいのだ。
さらに、日本には奈良時代に、経典をネズミから守るために中国から連れてこられ、次第に日本中に広まったという。今では、チャンスがないので、ネズミを取る猫は少ないかもしれないが。
面白いのは、ネコという名前の語源についての諸説で、よく寝る子で寝子、ネズミを好むどネコ、鼠子待ちするのでネコ、等少なくとも三種類ある。
特に面白いのは、三番目の説で、昔は、猫が現われるまでは、ネズミのことを鼠子(ねこ)と呼んでいたということになる。
ふと思ったことだが、猫はライオンより遥かに弱いが、ライオンより圧倒的に増えたのは、人間より強いからではなく人間より絶対的に弱く、人間に、守ってやりたい気持ちを起こさせるからではないのだろうか。