シャバンラ?

榛名  2007-09-10投稿
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いつもと変わらない道を歩いている。いつもと変わらない光景。いつもと変わらず道に水をまくおばさん。そして、目が合うといつもと変わらず…「あら、海ちゃんおはよう」と言うあいさつ。そして俺も変わらず「おはようございます」と言うと、学校に向かって歩き出す。歩いていると、「おーい、海南ー」振り向けば息をゼェゼェ言わせながら一人の少年がいた。「なんだ、太輔か」太輔と呼ばれたこの少年の名前は掛谷太輔、海南…朝原海南の親友である。「ひどいよ!置いていくなんて!!」太輔が息を切らしながら言った。「わりーわりー、すっかり忘れてたわ」海南は笑いながら言った。「もう」太輔は少し怒ったように言った。「で?今日はどうだったの?」さっきまで怒っていた太輔が今度は目をワクワクさせながら言った。
「今日もダメだ。いつもと変わらんわ」海南がそういうと太輔は急にがっかりしたように落ち込んだ。「ま、そのうち叶うって」海南はニカッと笑いながら言った。「うん!そうだね。異世界に行くってゆー夢、叶うよね。」そして二人は学校に向かって歩き始めた。

ピキキッ何かの割れる音がする。空が割れ、亀裂がはいる。その亀裂の奥には暗がりが広がっている。そして、無数の目のような光がうごめいていた…。



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