もしこの恋が...

 2007-09-12投稿
閲覧数[196] 良い投票[0] 悪い投票[0]

次の日算数の問題を班で解くことになった。健太、紀美は頭が良かったから答えは二人のを写すことになった。
私は二人を見ていて『お似合いだ』と不覚にも思ってしまった。

胸がざわついた。私は健太とは不釣り合いだと思い知った。

だけど紀美がいつもと違うことに気が付いた。健太と話しているとき顔が赤かった。
私は確信した。紀美は健太が好きなんだ。

その時、私は『紀美だけは負けたくない!』と思った。
『誰にもこの人を渡したくない。』
愛が溢れだし始めた。

次の日、遠足だった。遠足は市内を電車で周るといったものだった。
健太と鏡夜は木についてる実を投げて遊んでいた。一方、私と紀美は未だに微妙な空気が流れていた。

沈黙の中歩いていると健太が投げていた実が私に当った。その瞬間、健太は走って逃げた。私はムカッときて追いかけた。

健太は足が速い。私はといえば、後ろから数えたほうが早い。

だから追いかけたところで追いつくはずもない。それでも追いかけたのは諦めたくなかったから…勿論、いろんな意味で。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 唯 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
ツルツル×脚痩せ
効果抜群↑ソルト


▲ページトップ