もしこの恋が...

 2007-09-12投稿
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健太を必死に追いかけて走った。追いつくはずがないのに…後少しという距離に近付いた。

健太は止まった。振り返って「由良、速いやん!いつもこんなふうに走ったらいいのに。」そう言って笑った。
私は走りは遅いほうだけど、遅いと目立たなかった。だから健太が『私を見ていてくれたんだ。』と思ったら嬉しくて、またその笑顔に私はやられた。

私は家に帰ったら涙がこぼれた。『こんな私でも見ていてくれる人がいるんだ』と嬉しかったんだ。


他の人にはどんなにちっぽけたことでも、私には特別なことなんだ。

今でもこの時のことは思い出せるよ。
この想いが溢れて、完全に貴方に夢中になった。


この時私は少し自信がついたんだ。何もかも諦めて何も見えていなかった私が…貴方のその言葉でもう一度、頑張ってみようと思ったんだ。

「貴方に釣り合うように…。」



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