佳奈は ハンカチで鼻を押さえながら 質問攻め。
「ちょっちょっとまってよ神谷ホームセンターって。あの変なCM流してる どこ走っててもあるあの店〜っ！だいたい何店舗あるの〜？」亜美も頷き「アハハ〜確かに変なCMだよね〜！インパクトあっていいんじゃな〜い。でさ、黒塗りピカピカ外車に乗り込む時なんて同じような車に乗ってるコワオモテ顔のおっさんに見られて恐いわよ。もしや彼もその筋の方かしら？って思うくらいに いつも 同じような車の恐いおっさん達がいる道脇に 車 止まるんだもの」
「ね〜〜亜美ぃ大丈夫なのぉ？その人」と眉間にしわをよせながらも 興味深々の佳奈の顔。
「ちょっとそれより前彼の慎吾、すんなり別れてくれたの？今頃布団噛んでキーｯって言ってんじゃないの？あははは〜」
「でもさ〜慎吾とのセックスの時に神谷の素敵な手、思い起こしながらするってかなり罪深い事だからね〜でもサ〜あんな簡単に別れられるなんて彼も意外と女いたのかも！」
「い〜や！今頃 布団噛んで泣いてるって！っなわけないかっ！」うふふ・・・二人で肩すくめて笑った途端。マジで 慎吾が女の子と信号の向こう側を歩いていた。
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