たれまに〜Anniversary〜(3)

じゅりあ  2007-09-13投稿
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―翌日―

「おれと付き合って!」

きゃー!告白!?

目の前にいるのはもちろん和也ではない。

顔は知ってるけど名前までは知らない、クラスの男子とよくつるんでるのを見かけるだけ。

まさかとは思ってたけど本当に告白だとは!

嬉しいけど、何か軽そうな感じだし、好きなタイプではないな。
それよりなにより…

「私、彼氏がいるんだ。だから…」

「じゃ、別れて?」



は?

何だかデジャヴ。

「いやいや、無理だし」

目の前の彼は首の後ろを掻くと少し顔を赤らめてこっちを見た。

(ありゃ、何かかわい…)

「じゃ、おれの事好きにさせてみせるから!今の彼氏より、おれを好きになれば付き合うだろ?」

な…何すか、この人は!
「う…うん?でも私、彼氏の事が好きだからそれはないと思うよ」
「わかんねーじゃん!」

わかんねーじゃんて…。

「と、とにかく待ってろ!?おまえは絶対おれを好きになるっ」

そう言った彼は走り去って行った。
おまえ呼ばわりかい…。

松本 充…って言ったっけ。
金に近い茶色の短髪にピアス付けまくり。
うちのガッコ、そんなに校則甘かったっけ?
かくゆー私も巻髪バッチシですが…。

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