?潜入

リョウ  2007-09-14投稿
閲覧数[628] 良い投票[0] 悪い投票[0]

まずいな・・・。
このまま動かないわけにもいかないし、かと言って動くわけにもいかない。
チラッとわざと手を出してみると、
「スバッ」
やはり弾丸通過。動けない・・・。
「バン!バン!バンッ!」
(な、何だ!?)
この音はライフルではない。ライフルで無い銃だとすると・・・
(いや、まさか・・・)
思いきって顔を木から出してみると、相手が走ってくる。銃無しで。
(チッ、突っ込む気か!!)
まず間違い無く相手は爆弾を持っている。だから他に相手が来ないのだ。と、すると、このままこっちに来させるわけにはいかない。
すぐに銃を取り出し相手に向け、発砲。
相手は血を吹きながらもこちらに迫ってくる。しかし後方は壁だ。
(マズイ!殺られる!)
そう思った瞬間、何かが弾けた。すぐに大きな音とともに爆発。周りの木が倒れる。
人影は見えない・・・


「5ーGカメラで爆発を確認。映像を出します。」
沢山画面がある中の一番大きな画面に映し出される。
「何も見えないではないか。」
「強力な物を使用したので幾分煙が・・・」
「フム、それは仕方が無いな。」
「しかし、これでヤツが生きているはずがありません。」
「いや、すぐに兵を向かわせろ。」
「はい!?」
「いいから速く兵を向かわせろ!!」
「し、しかし、ヤツが生存している確率は・・・」
「これは命令だ!!」
「は、はい!わかりました!!」


「こちら偵察隊。爆発現場に到着。」
「そちらの状況は?」
「只今捜索中です。」
「そうか。何かわかりしだい連絡を・・・」
「あっ!少々お待ちを!死体を発見しました!」
「そうか!それで、そいつは何処の族だ!?」
「そ、それが・・・」
「いいから話せ!!」
「それが、こちらの兵の死体が一つだけでして、後は何も・・・」
続く・・・



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 リョウ 」さんの小説

もっと見る

アドベンチャーの新着小説

もっと見る

[PR]
荒木さやかchan
プロデュースバスソルト


▲ページトップ