―結城先輩?私はその名前を聞いた瞬間気付いたら涙を流しながら刹那の頬を叩いていた…―\r
「痛えな!何すんだよ!」「…んで?なんでよ?なんで結城先輩の話をするのよ!忘れたいのに!」
「なんで結城のことを話したらいけないんだよ!」
「刹那に私の気持ちがわかるわけない!」
―そういって私は刹那から逃げた―\r
「…誰がお前の気持ちをわかるかよ…知りたいのに言わないのはお前だろ…」
―葛城結城先輩は刹那の4才上のお姉ちゃん…私が男が嫌いになったのは結城先輩が関わっている―\r
――それは5年前の日のことだ
「結城先輩どこか行くんですか?」
「…春姫ちゃん…私ちょっと旅行に行くから刹那と仲良くしてあげてね…それと忘れないでね。人は誰でも幸せになれるんだよ資格があるとか無いとかじゃなくて幸せになりたいって思えばそれが幸せになる方法なんだよ…じゃぁね春姫ちゃん」
その時の先輩は少し普段と違った…その時に気付けばよかったんだ
その後私は結城先輩が警察に捕まったという話を聞いた。覚醒剤を所有していたと自首したらしい…私はその話が信じられなかった。その話を聞いた後ふらふらと彷徨っていた。するとある話を聞いてしまった…
「でさ〜その女がバカなわけ、俺がさ覚醒剤使ってるところを見ちゃってさ俺に自首してくれって言ってきたから俺が泣きながら俺の代わりに自首してくれって頼んだらマジでしたわけ傑作だったわ〜」
それって結城先輩のことだ!
私はその話をしていた人にその話の中の女性の名前を聞いてみた…当たっていた…私はその時憎悪と共に男の人はこんなことを平気でしてしまうんだと思った……――
その時からだ私が男の人を信じれなくなったのは恐いと思ったのは…
私が家に帰ろうとした時後ろから誰かがついてくるような感じがした。
つづく