こいつがこんなに焦っているのは見たことがない。だが、今は証拠もないし、本当にあいつの友人がやったかもしれない。
現時点をもってこいつを犯人と決めることはできない
…だがな、こっちも元弁護士だ。必ず真相をつきとめてやる。
「………その友人のとこに連れていってくれ。」
「えっ!?そ、それは、
やめとこうぜ……まだ、朝の早いときだ……」
「………あぁ、そうだな。お前にしては、筋がとおっているな。」
「…………。」
「まあ、いいだろう。」
こうして俺らは、それぞれ家に帰った。俺はすぐに寝たが、あいつはどうだろうな。同じように寝たか、あるいは…。
目が覚めたときには、もう昼だった。
俺はあいつに電話をかけたが、電源を切っている。
逃げるつもりか…。
俺はもう一度事故現場に向かった、っと。
そこに、あの車があった。へえ、やはり気になってきてやがる。あいつのすがたはねぇな…。
ちょいと車を調べさせてもらうか。
―そして―\r
……………………………………ここまでなにもないとかえってスガスガしいな
……!?これは!
そうか、そういうことか、これなら言い逃れもできまい。
つづく