この雨音がなければ
もう狂っていたかな
押しやられ
無意識にやってきたここに気付いたら立っていた
どうしようもない
変わりようもないことに
固執するのは
何か理由があるのだろうか
時間を気にして
金に振り回されて
何が
何が
アウトローだ
自分が吐いたツバとしょんべんの中で寝たこともないのに
「俺も底辺の人間だ」
とかおっしゃる
それに今日は
好きでもない
抱いたこともない女が
台所で笑っているよ
あなた昨日泣いていたよね
あなたのこれからを応援する気はないが
昨日言ったように
俺にはちょっとばかし
黙らせたい奴が
いるんだ
雨は止んだが
台所の女は
また泣きだした