片思いの先は…5

梨央  2007-09-16投稿
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『練習なんかしなくていいじゃんか!』


日に照らされて校長の長い話を聞く。



ヤバい。気持ち悪っ。朝ご飯食べて来なかったからか…。

見事と思う程冷静な分析と共に私は倒れた。





薄く目を開ける。此所は保健室。






「大丈夫か?」



この声は…間違えるはずのない大好きな声。

「お前今日2回目だぞ?」


「すいませんでした。」
佐伯先生と舞希がいる。

「佐藤(舞希)は帰っていいぞ。」


「分かりました〜。」その後口パクで
『が・ん・ば・れ』


何をだよ!!


「なんで佐伯先生がいるんですか?」


本当は嬉しいのに、心とは反対の言葉。
自分が嫌だ。


「俺が宮下を運んだんだぞ。」


「そうですか。」


「前田先生が良かったのか?(笑)」


「そんな事ないです!ありがとうございました!」


「元気だな!俺は戻るから。」


「あたしも行きます」

「寝とけ。また倒れたら俺がもたん(笑)」


「ひどい………」


「(笑)嘘だよ。ゆっくり休め。また後でな」





ドアが閉まると、
「やったー!!」
と、あたしは声をあげた。
先生と喋っちゃった!

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