クラクションが桁たましく鳴ってる。
ブーブーブー
佳奈がなんと 向こう側の歩道まですごい勢いで走ってたのだ。
亜美もまた そっとしてもらいたかったので 止める為に追い掛けた。
佳奈は慎吾と彼女の前で鬼の形相で何か言ってる。
亜美が 後ろにいる事も気もつかず・・・
亜美は黙って背をむけ 帰途に急いだ・・・
佳奈は私の為に慎吾に怒っていたのではなかった。泣きながら
「この女 誰っ!私と付き合ってるのにいつのまに〜(泣)」
亜美は 親友の佳奈までも失った・・・
昔から佳奈は人のモノを欲しがってたもの。と ふと気付き 笑いがこみあげた。
佳奈は こそこそ秘密を持って付き合っている事が 気持ちいいのだ。
いつから 人のモノがいいって事で 体の髄が 覚醒されたのだろ〜?