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何、、この気まずい空気、、、(苦笑
さっきから必死に説明しても反応がない。
「だ、だからっ、、ち、違うのね？！ほんとはね、っ」
「もうさ、この際、俺らが夫婦だって言おうよ」
…バカ兄、今なんて言った、、？
夫婦？誰が、、？
あんたと夫婦？！
はぁ〜〜〜？！！
頭おかしくなっちゃった？！
“かのじょ”っていうバカ兄の発言にも驚いてたみんながまた一斉に目を丸くしてあたしとバカ兄を交互に見た。
「あぁ〜！！そぉいえばぁ、、二人とも名字一緒だねぇ！！」
友香が両手の手のひらをパチンって叩きながら納得しながら言った。
し、、しまった。
名字一緒なの忘れてた。
これじゃあ、みんなバカ兄の言うこと信じちゃうよー！
…そうだ！
「せ、先生に聞けば分かるよ、この人がウソついてるんだってこと。」
やったな、という目でバカ兄が見てきた。
けど、すぐに余裕そうな表情であたしの耳元に顔を近づき、、
‘未来、おまえがプリンス好きなのバラしちゃっても平気ー☆？’
あたしだけに聞こえるような小さな声で囁いた。
こんのやろー！！！
「未来ーそうなの？！もう結婚してんの？！」
ってとも。
困惑を隠せない様子。
きっとバカ兄は、昨日の夕食で、プリンスへのあたしの気持ち気づいたんだ。
ま、簡単に言えば、自分の妹が、自分より有名なプリンスに恋してるのを気づいて、悔しくて放っておけなかったんだ。
こんのーガキガキガキがー！！！
けど、、あたしがプリンスに恋しちゃったって、本人の目の前でバレたくない、、！
うぅ、、しょうがない。
だから、、、
「…うん。そ、そうなの」
まんまとバカ兄の思い通りになってしまったじゃんかー！
プリンスを見たら、あきらか驚きを隠せない様子だった。
自分自身より先にお兄ちゃんに自分の気持ち気づかれるとか、、
あたしほんとにバカだなぁ、、
バカ兄を見たら、満足気な笑顔。
もうこいつ今すぐ殴りたい！
てか、どっか無人島に跳ばしたい！！
みんなが驚きながらも納得してる中、桜だけが表情一つ変えずにあたしをじっと見つめていた。
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