「ペン」と「消しゴム」(1)

ロード  2007-09-17投稿
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「やっぱ俺・・お前のこと好きだ」

静かな体育倉庫の裏
ドラマの一コマのよう

みんな「バカ男」の恋の行方が気になり影から聞き耳をたてている

「ごめんなさい。ホント無理なんです!」

みんな一斉にクスッと笑った

「バカ男」が学園のアイドル「沙也香」に告ったのはこれで3回目

一回目は放課後の教室

部活中の沙也香をわざわざ教室まで呼び出した

二回目はなぜか屋上

部活で筋肉痛の沙也香をわざわざ屋上まで来させた
彼なりに考えたシチュエーションは完全に裏目にでた

一回目
「ごめんなさい」

二回目
「ホントごめんなさい」


「頑張ったよ。お前は」
みんななぐさめた

しかし彼は「バカ男」
そこらの男とは違う

「まだいける。次がラストチャンス」

これに周りは完全にひいていた

そして次の日
「バカ男」という不名誉なあだ名がつけられていた
告白に「三度目の正直」なんてあるはずがない

当然の結果だった

そんなバカ男を嫌いイライラをつのらせている男がいた

彼の名は「信司」
元々バカ男にはなんの興味もなかった

しかし
彼は沙也香のことが好きだった

< 続く>



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