いつかの冬
雪にまみれながら
君は言った
死んだら雪になりたいと
雪の上に足跡を残して
子供みたいに笑ってた
私は雪の冷たさに負けないくらいに
心が暖かくなった
手を取り合って
足跡で絵をかいて
凍えながら
真新しい雪の上に
二人で足跡残して
笑い会って帰った
君がどうして雪なりたかったのか
また今年も
白い空から白い雪が舞う
小さな雪が
またひとつ
君が
またひとつ