パーティーLife

徳田 Zen  2007-09-19投稿
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「カズマ。
健二君は、悪くないよ。
僕が真紀ちゃんを苦しめてるんだから・・・。」


「悟さんに、お願いがあります。」
そういいながら真紀は、2階からゆかりさんに肩を借りながら降りてきた。


「真紀、寝てなきゃダメだよ。」
あたしは、真紀のところに駆け寄った。

「何かな・・・、お願いって?」

真紀は笑顔で、
「お前なんか、好きになれないって言って下さい。」
と、言った。

「えっ・・・。」
山田さんは、動揺していた。

「あたしは意気地無しだから、悟さんにはっきり言ってもらえないと・・・。
あきらめられないんです。
悟さん、お願いします。」
真紀はそういうと、山田さんに頭を下げた。



「真紀ちゃん。
今まで、はっきり言わなくてごめんね。
僕の中では真紀ちゃんは、俊也の妹でしかなくて・・・。
恋人としてこれからさきも見れない、ごめんなさい。」

悟さんは、真紀に頭を下げた。


「悟さん、ありがとうございました。
最後に、握手してください。」
山田さんに手を差し出す、真紀。


「うん。」

長い間、真紀と山田さんは握手していた。
真紀から手を離すと、山田さん一瞬寂しげな顔した。


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