校庭のすみに刻んだ二人の文字 ほんの少しの望みを持って一人で出かけた 掻き消されたような土の上に立ちすくみもう一度自分の名前を刻む… 体を押し倒すほどの風に舞う土 天まで届けと願い目を閉じる 零れる涙をおさえきれず模様をつくる しゃがみ込んだ私を雨が濡らす あなたが大きすぎて忘れられない私を 風が包みこんでくれた そっと………
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