「あぁ〜1日来ないと変な感じ。」
先生は満面の笑みで言った。
幸せ。隣りに居れるだけでいい。
「じゃあ、生物室行こう。」
「はい。」
生物室前。
「はぁ〜ドキドキする。やっべー大丈夫かなぁ?」
「………大丈夫だと思う。」
「なんだよ!その間は?(笑)じゃ入るか。」
ガチャッ
ドアを開ける。
カーテンの締まった薄暗い部屋には、キツい匂いが漂う。
「くっせー!!なんだよこの匂い!」
先生は、うろうろと生物室を歩き回る。
「これだな。」
と言って、私にアンモニアの容器を見せた。
『気持ち悪い。匂いのせいだろうか。吐きそう。』
「まったく!誰だよこんな事したのは!」
先生の顔がぼやけて見える。
「私、帰ってもいいですか?」
「あぁ。もう少し待てない?暗いし、送るから。」
「分かりました。」
限界。その場に座り込んでしまった。
「大丈夫か!?椅子に座っとけよ。床汚いからね。」
此所に来て2時間。未だにパソコンと睨めっこをする先生。
「まだですか?」
「あと少し!」
さっきから同じ言葉ばっかり。