片思いの先は…16

梨央  2007-09-22投稿
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「あぁ〜1日来ないと変な感じ。」

先生は満面の笑みで言った。

幸せ。隣りに居れるだけでいい。


「じゃあ、生物室行こう。」


「はい。」








生物室前。
「はぁ〜ドキドキする。やっべー大丈夫かなぁ?」


「………大丈夫だと思う。」


「なんだよ!その間は?(笑)じゃ入るか。」


ガチャッ

ドアを開ける。
カーテンの締まった薄暗い部屋には、キツい匂いが漂う。


「くっせー!!なんだよこの匂い!」


先生は、うろうろと生物室を歩き回る。



「これだな。」
と言って、私にアンモニアの容器を見せた。

『気持ち悪い。匂いのせいだろうか。吐きそう。』


「まったく!誰だよこんな事したのは!」



先生の顔がぼやけて見える。



「私、帰ってもいいですか?」


「あぁ。もう少し待てない?暗いし、送るから。」


「分かりました。」


限界。その場に座り込んでしまった。


「大丈夫か!?椅子に座っとけよ。床汚いからね。」




此所に来て2時間。未だにパソコンと睨めっこをする先生。


「まだですか?」


「あと少し!」



さっきから同じ言葉ばっかり。

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