片思いの先は…22

梨央  2007-09-22投稿
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「じゃああたし帰るから。先生と仲良くね?」


「はぁ〜い。ばいばい!」






特に話す事なく帰る時間。


『はぁ〜。こうなったら直接生物室行くか!。』


ガラッ


「わっ。誰だ……って宮下か。どうした?」

『ひどいよ。驚く事ないのに』


「先生に会いに来た」


「おまっそんな事よく言えるな!」

みるみる内に顔が赤くなる。


「顔赤〜い(笑)」


「うるせぇぞ!」


「だってご飯の時間、冷たかった。」


「あれは、佐藤がいたからだよ。」


「舞希が?」


「そう。恥ずかしいだろ!今度は1人で来いよ。」


「分かった♪」


嬉しい。あたしだけ特別みたいで♪


「これからも毎日来るから♪待っててね!」

「おぅ。待ってるよ」

それから毎日私は生物室へ行った。

毎日話して、お互いを知って、私はどんどん先生が好きになった。


諦めかけていた恋。
届くはずのなかった恋。

何度も泣いて、苦しかったんだ。


でも、今は良かったと思ってる。

今までの事に、無駄なものなんてない。


「幸せ」


こんな言葉じゃ足りないくらい、あたしは今、とても幸せだよ…

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