「聖獣」……
それは、神聖な生き物とされ、神に近い存在とも言われている…
この物語は、そんな「聖獣」を巻き込んだ物語である……
「何かいい仕事ないの〜?」
そう言っているのはロークランド、東ハンター協会所属、「トータルハンター」の風神直樹である。
「局長、聞いてる?」そう言って局長であるハイウィンドに顔を向けた。
「最近は平和だからな。そんなに仕事もないさ」
「そうだよな〜。まぁ平和が一番だけどね」こんな話で一日が終わるような日々であった。
今から起こる依頼がなければ……
「お、直樹。仕事だぞ」
「なに?なに?」
「ロークランド西の荒野でモンスターが出現したみたいだ。ただちに向かってくれ!」
「了解!」
そう言うと一目散に自分のバイク「ラグナロク」に乗り、愛刀「飛龍刀」を腰に現場にむかった。
この依頼から全てが始まるのである……