連れて行かれたのはやっぱ保健室の地下で、詳しい話と顔合わせだった。地下にはやはり怪しげな機械が並べられていた。俺と山田の他に二人、人がいた。薄暗くてよく見えないが一人は拘束具つきベッドに腰掛け、もう一人はそのそばに立っていた
「ではここに学園防衛隊結成と共に自己紹介を始める。まず私は保健の先生兼防衛隊創始者にして総司令の山田だ。」
ふざけんな。誰もまだ入るとは言っていないだろ
「いや、君以外の人は了承済みだ。なぜいやがる?」
俺は痛いのイヤだ
「なんだそんな事か。なら痛覚をなくしてやろう」
なお怖いわ。てかそこの二人はなぜ了承した!?
「生徒会長として当然だ。」
生徒会長?そんな奴いたのか?
「申し遅れた。生徒会長兼レッドの今田徹也だ。」
生徒会長がなぜこんな事を…。
俺はもう一人に目を向け唖然とした。
かわいい…
「私はピンクの山田モモです。よろしくね。」
よろしくお願いします!二人で学園を守っていきましょう!!
「俺もいるのだか…。まあやる気になったならいい」
「それではよろしく頼むぞ、学園防衛隊よ。欠員補充は任せろ。」
…欠員?そういやブラックいるんじゃないの?
そう言いかけた瞬間に携帯が某アゴのしゃくれたプロレスラーのテーマソングが鳴りだした
「早速出番だ。まあ初陣だが何とかなるだろう。行ってこい。」
そう山田が言い俺達は出動した
「…初陣だから大丈夫なんだがな」
と言う山田の言葉が妙に頭に残った