「あーあ。
楽しいはずのお泊り会が、ぐちゃぐちゃだ。」
そういうと、カズマさんは苦笑した。
「ごめんね。
僕のせいで、ぎくしゃくして。」
山田さんがそういうと、あたしたちは何もなかったように振る舞った。
数時間後
福城とさっちが起きてきた。
あたしは、2人に真紀と山田さんのことを話した。
「真紀は、今どうしてるの?」
心配そうに、さっちが言う。
「真紀の部屋で寝てるよ。」
あたしがそういうと、
「あたし、真紀の様子見てくる。」
さっちは、急いで2階の真紀の部屋へ行ってしまった。
あたしとしーちゃんと福城は、さっちを追い掛けて真紀の部屋に。
「さっち、みんなどうしたの?」
真紀は驚いて、ベッドから起きがった。
「真紀のことが心配になって・・・。」
「真紀ちゃん、立ったりして大丈夫?」
「佐倉、寝てたほうがいい。
無理するな。」
「そうだよ、真紀。
寝なよ。」
「みんな、優しい。
こんなに優しくしてくれるなら、また熱出して派手にフラれようかな・・・。」
真紀はそういって、笑った。
「もー。
無理してるの、バレバレだよ。」
そういうと、さっちは真紀を抱きしめた。
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