「どうして……?なんで先生が?」
「來夢……私は、お前と結婚したいと思っている……!」
「!………せん…………せぇ…………」
二人は、深い深いキスをした。
「どう?気に入った?」
お母様が私に聞いた。
「はい…」
「そう。よかった!來夢の担任の先生だから心配しちゃった!」
「そう」
その一言を最後に家につくまで私は、喋らなかった。
三ヶ月後
「來夢…」
「海斗…?」
「これを受け取って欲しい…」
そういって一つの箱を取り出した。
なんだろう……
蓋を開けると…
「!!指………輪…」
海斗は、頷いた。
「俺と…婚約してほしい……」
気がつくと私の目から涙が出て来た。
「はい…喜んで…」
俺は、あの写真を燃やし新たに來夢への鎖を作った。
婚約指輪という名の……鎖を……
誰にも奪われないように…………。
俺から逃げられないように………。
來夢を縛り付ける鎖を………………………。