砂田は不貞腐れたように帰っていった。
廣馬『まだアイツには早過ぎたんじゃないか?』
鈴木『俺も最初はああだったさ。』
廣馬『アイツちくるかも?』
鈴木『感だがそれはないと思う。…それより気になるな…』
廣馬『携帯のことだろ?』鈴木『あぁ…』
廣馬『もしアイツが鬼なら新種になるな?』
鈴木『わからん。ただ耳が良かったのかもしんねーし』
二人は団地を後にし東十条駅近くの笑笑に入って酒を飲んだ。やはり廣馬は酒に強い、鈴木はビール3杯で気持ち良くなっていた。
鈴木『なぁ田中さんトコ行って砂田のこと聞きたいんだけどいいかな?』
廣馬『悪ぃ!明日朝はぇーんだ。悪いが一人で行ってくれないか?』
鈴木『しゃぁないな』 1時に廣馬と別れ鈴木は神谷にあるフレーシェルマンションに迎う。
コンコン
鈴木『夜分遅くにすみません、桃太郎の鈴木です。』がチャ
田中『おぉどうしたの?』鈴木『ちょっと砂田のことで…』
鈴木は先程までのことを話す。
田中『ん〜…確かに普通の人間があの音を聞いたって話は聞いたことないしね』鈴木『アイツ…鬼なんじゃ?』