「ん」
松本からエネルギー源を受け取ろうとしたら
「!?」
肩透かしにあった…。
「何すんのよぅ!」
空腹のせいか腹立って来た〜!
でも本人はお構いなしな感じだ。
「こーでもしないと一緒に食ってくんねーと思って」
「はぃ?」
「一緒に食お?」
「……」
結局、ここで一緒に食べる事に…。
お腹空きすぎて我慢出来ませんでした。
↑走ったから余計ね…。
「だいぶ引いたな」
食べながら話し掛けて来る。
「何が?」
「目」
あれ…そうだ私あんだけ泣く程凹んだのに、食欲ある。
「何で泣いてたん?」
「関係ない」
「彼氏と喧嘩か?」
「……」
無言で黙々と食べ続ける私。
「図星か」
空になった弁当を下に置いてこっちを見て来る。
「もー、ほっといてよ」
さっさと口に詰め込んで見返す。
「ほっとけねえだろ、好きなんだから」
ぶっ!!
(やば、ちょっと出たかも)
「きたねぇ」
「誰のせいよっ!」
ぎゃーっ!恥ずかしい。
ダブルで恥ずかしい!!
ってゆーか…疑問だよ。
「何で好きな訳?」
思い切って聞いてみた。
「一目惚れ」
「え!?ウソッ」
私って一目惚れとかされるタイプだったの??
「嘘」
「……」
…何ですと?