幼い頃、小鳥を飼っていた。まるで物語のように、空から飛んできた、青い鳥―。 目が覚めて、松山君はもういないと気付いた時、何故かあの小鳥が死んでしまった日に戻ってしまったような気がした。 私が見ていたものは夢だったのだろうか。いや、それで構わない。たとえ夢であっても松山君はきっと私の中で生き続けているはずだ。 目の前に広がる世界だけを全てと信じていたあの頃、私は子供で、何にもわかっていなかった―。
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