息子よ一

和光  2007-09-27投稿
閲覧数[350] 良い投票[0] 悪い投票[0]

その日は凄い大雪でした。
私の妻はいつものように、夜7時に仕事に出掛けた。「行ってくるね」
「きをつけてねぇ」と息子の三郎がご飯を食べながら元気よく答えていた。

私は事故で足が不自由な為、私に変わって妻はスナックで働き生活をしていたのである。

坊主頭がとても似合う息子の三郎は現在3才。

そんな大雪の日いつもなら帰って来てもよい時間なのだが…妻はまだ帰ってこない

夜中1時すぎ妻の携帯電話にかけてみる
「…現在通話ができない地域に…」と冷たい声…
こんな事は初めてです

とうとうその日妻は帰って来なかったのである。
一体…
浮気……頭がその文字が何度もよぎりました。

初めての外泊でした…

朝になり、三郎が起きるなり私に聞いてきました

「あれ?ママは?」

私は何も答える事はできませんでした


つづく

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 和光 」さんの小説

もっと見る

その他の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ