起きた全ての事情を婆ちゃんに話した、「そうかい、癌かい…あんたそれでどうするの?」「どうするって、何を?」「一生彼女の側に居てあげる気かい?その気ガ無いんだったらあんたはただ偽善者ぶって彼女を無駄に傷つけてるだけになるんだよ。」その言葉を聞いて僕は梓のお父さんが言っていた事の意味がやっと分かった、でもすぐに梓の笑顔が頭に浮かび、離れたくないと思った、「ちょっと行ってくる!」そう言って僕は急いで梓の病院に向かった。 病院に向かう途中急に降りだした雨の中僕は必死でペダルをこぎ続けた。
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用