Avanクラブ 〜vol.1〜

黒谷碎  2007-09-27投稿
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白田未央は残業帰りだった。彼女は中高生時代、容姿端麗ともてはやされたこともあってか恋愛に関してプライドが高かった。そのせいもあって今日まで真実までたどり着けずにいる。
そうして社会に文句をつけながら夜の街灯の間をさまよっていた。
未央がビル街の一角を曲がったその時、彼女は周囲に若干の隔たりを感じた。そうやって振り向く気力がないほどに不気味さが増していった。すると都市伝説のように突然、目の前が真っ暗くなってどこからか不思議な声が聞こえてきた。
「今からあなたをあるビルの屋上へとご案内いたします。そこにはすでに他の6人が待っておられます。私もその1人です。あなた方が私の正体を見破ればすぐに解放されるのでご安心下さい。」
遠ざかるその声に導かれて未央はビルを駆け上がった。



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